「周りはスムーズに動いているのに、自分だけマシンの準備が終わらない」
「インストラクターの指示が分からないうちに、次の動きに進んでいた」
マシンピラティスのグループレッスンで、こう感じる初心者は珍しくありません。ついていけない原因は体力だけではなく、用語・マシン操作・クラス選びにあることも多いからです。
この記事では、「ついていけない」を5つのタイプに分けて、レッスン中にできること、次回までにできること、環境ごと変えるべきケースを整理します。ぜひ参考にして下さい!
【結論】マシンピラティスについていけないのは珍しくない。原因を切り分ければ対処できる
先に結論です。
- 初心者がついていけないと感じるのは、ごく普通のことです。マシンの名前、スプリングの付け替え、独特の呼吸など、初回は覚えることが一度に押し寄せます
- 原因は大きく①体力・筋力 ②用語・指示 ③マシン操作 ④クラスやテンポの選び方 ⑤周りと比べる気持ちの5つ。多くの人は複数が重なっています
- ②〜④は、慣れと選び方で解消しやすい原因です。体力がないから無理、とは限りません
- 2〜3回通っても苦しい、痛みがある、という場合は、クラスのレベルを下げる・パーソナルに切り替える・初心者のサポートが手厚いスタジオに変えるのが現実的です
マシンピラティスはもともと、マシンが動きを補助してくれる運動です。
たとえばRintosullでは、会員の87%以上がマシンピラティス未経験から始めていると公表しています(Rintosull公式「はじめての方へ」)。最初からついていける人のほうが少数派だと考えてください。
マシンピラティスについていけない原因は5タイプ:まずは自己診断
当てはまるものにチェックを入れてみてください。いちばん多くチェックが付いたタイプから読むと効率的です。
| チェック項目 | タイプ |
|---|---|
| □ 途中で筋肉が震えて、回数をこなせない/翌日の筋肉痛がひどい | ①体力・筋力タイプ |
| □ 「インプリント」「ニュートラル」など、言われた言葉の意味が分からない | ②用語・指示タイプ |
| □ スプリングやストラップの付け替えが間に合わず、気づくと動きが始まっている | ③マシン操作タイプ |
| □ 30分の短いレッスンや、中級以上のクラスに入っていた/BGMのテンポに合わせるのが精一杯 | ④クラス・テンポタイプ |
| □ 周りの人やミラーに映る自分が気になって集中できない | ⑤気持ちタイプ |
タイプ①体力・筋力:インナーマッスルに慣れていない
原因:マシンピラティスは、姿勢を支える体の奥の筋肉を使い続けます。
普段使っていない筋肉なので、動きが小さくても疲れやすく、初回は回数をこなせないのが普通です。呼吸と動きを合わせることに意識が向くと、つい息が止まり、さらにきつく感じます。
その場でできること
- 回数を半分にする、両脚の動きを片脚にするなど、動きを小さくしてフォームを優先する
- 「負荷を軽くしたい」とインストラクターに伝える。スプリング(バネ)の本数や強さで負荷は変えられます
次回までにできること
- 椅子に座って肋骨に手を当て、肋骨が横に広がるように吸い、長く吐く練習を数分だけしておく
- レッスンの間隔を詰めすぎず、筋肉痛が残る日は休む
体力や筋肉痛の悩みが中心なら、マシンピラティスの初心者きついと感じる理由と対処法も参考にしてください。

タイプ②用語・指示:言葉が分からないから動けない
原因:グループレッスンでは、インストラクターは「次はフットワーク」「インプリントして」など、短い言葉で指示を出します。言葉の意味が分からないと、見て真似するしかなく、その分だけ遅れます。体力ではなく情報の問題です。
その場でできること
- 分からない言葉が出たら、一度止まってインストラクターや周りの人の形を見る。見てから動いても問題ありません
- レッスン後に「〇〇の意味が分からなかった」と質問する。次回の理解度が大きく変わります
次回までにできること
- この記事の用語ミニ辞典に目を通しておく。よく出る言葉は10個ほどです
タイプ③マシン操作:付け替えと移動が間に合わない
原因:リフォーマーでは、動きが変わるたびにスプリングの付け替え、フットバーやヘッドレストの調整、ストラップを手や足にかける、仰向けから横向きへの姿勢変更などが入ります。
経験者は数秒でできますが、初回は戸惑って当然です。初心者が最もつまずきやすいのに、競合記事ではほとんど語られない原因です。
その場でできること
- 付け替えが間に合わなかったら、その1セットは見学して、次の動きから合流する。無理に急ぐと、スプリングのかけ忘れや足の踏み外しなど、ケガにつながりやすくなります
- 「初めてなので、セットを手伝ってほしい」と最初に伝えておく
次回までにできること
- レッスン開始より少し早めに入室し、マシンの位置やスプリングの場所を確認しておく
- マシン操作を映像やガイドで案内してくれるスタジオを選ぶ
タイプ④クラス・テンポ:今の自分に合わないクラスを選んでいる
原因:同じマシンピラティスでも、クラスによって強度やテンポは大きく違います。短時間のレッスンは、解説を省いて動き続ける構成になっていることがあり、初心者には速く感じます。レベルが上のクラスに入っていれば、ついていけないのは自然なことです。
例として、Rintosullは初心者には解説付きの50分レッスンをすすめ、慣れてきたらテンポよく動く30分レッスンや45分レッスンへ広げる流れを案内しています(Rintosull公式)。CLUB PILATESは、8種類のクラスを4段階のレベルに分けています(CLUB PILATES公式LINE)。
その場でできること
- 無理に最後までついていこうとせず、休みながら参加する
次回までにできること
- スケジュールの「初心者向け」「ベーシック」「強度」の表示を確認して選び直す
- 予約前にスタッフへ「初心者向けのクラスはどれか」を聞く
タイプ⑤気持ち:周りと比べて焦っている
原因:グループレッスンには、何か月も通っている会員も参加しています。その人たちと初回の自分を比べれば、差があるのは当たり前です。焦ると呼吸が浅くなり、力みが増えて、余計に動けなくなります。
その場でできること
- 比べる相手を「隣の人」ではなく「インストラクターの見本」に変える
- できない動きは見学して、できる動きを丁寧にやる
次回までにできること
- 人の目がどうしても気になるなら、女性専用スタジオや少人数クラス、パーソナルレッスンを検討する
レッスン中に置いていかれた瞬間の対処法
レッスン中に「完全に遅れた」と感じたときは、次の順番で対処してください。
- 止まって、呼吸を整える。慌てて動くより安全です
- インストラクターの形を見る。どの部位を、どの方向に動かしているかだけを確認する
- 小さく合流する。回数や可動域を減らして、次の動きの途中から入る
- 手を挙げる・目を合わせる。マシンのセットが分からないときは、遠慮せずに合図する
- 痛みが出たら中止する。痛みや違和感がある動きは続けず、その場で伝える
グループレッスンでも、インストラクターは参加者の様子を見て、動きを軽くする方法を伝えてくれるのが一般的です。遅れて動くのは迷惑ではありません。迷惑になるのは、無理をしてケガをすることです。
用語ミニ辞典:レッスンでよく聞く言葉
レッスンで頻繁に出てくる言葉をまとめました。名称や意味はスタジオやメソッドで多少異なるため、目安として使ってください。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| リフォーマー | マシンピラティスで最も使われる専用マシン。台が前後にスライドする |
| キャリッジ | 体を乗せて動かす、スライドする台の部分 |
| スプリング | キャリッジにかけるバネ。本数や強さで負荷が変わる |
| フットバー | 足をかけたり手をついたりするバー。高さを変えられるものが多い |
| ストラップ | 手や足にかけて引く・押すためのひも |
| ヘッドレスト/ショルダーレスト | 頭を乗せる台/肩を止めるパッド。肩がずれないための位置決めに使う |
| 胸式呼吸 | 肋骨を横に広げて吸い、お腹を薄く保ったまま吐く呼吸 |
| ニュートラル | 骨盤と背骨が自然なカーブを保った状態 |
| インプリント | 仰向けで、腰と床(台)のすき間を軽くなくすように骨盤を傾けた状態 |
| フットワーク | 仰向けで足をフットバーにかけ、脚を曲げ伸ばす基本の動き。最初に行うことが多い |
次のレッスンでついていくための準備
予約前:クラスとスタジオを選び直す
- 「初心者向け」「ベーシック」など、レベル表示があるクラスを選ぶ
- 短時間でテンポが速いクラスは、慣れてからにする
- 体験レッスンの内容(通常クラスに参加するのか、体験専用なのか)を確認する
当日:早めに入室して「初めて」を伝える
- レッスンの10〜15分前には入室し、マシンの位置を確認する(来店時間の目安はスタジオごとに異なります。たとえばthe SILKはレッスン開始30分前の来店を案内しています)
- インストラクターに「初心者です」「マシン操作が不安です」「腰に不安があります」など、具体的に伝える
レッスン後:分からなかったことを1つだけ質問する
- 「〇〇の動きでどこを使えばいいか」など1つに絞ると、短い時間でも答えてもらいやすい
- 最初の数回は「ついていくこと」より「フォームを1つ覚えること」を目標にする
レッスンの流れや基本の動きを先に知っておきたい人は、マシンピラティス初心者のやり方で予習できます。

続ける?変える?ついていけない時の判断基準
ついていけない状態が続くときは、次の表で選択肢を考えてください。
| 今の状態 | おすすめの選択 | 理由 |
|---|---|---|
| 1〜2回しか受けていない。疲れるが痛みはない | 同じスタジオで続ける | 用語とマシン操作は回数で慣れやすい |
| 用語やマシン操作は慣れたが、クラスのテンポに遅れる | クラスのレベル・時間枠を変える | クラス選びの問題の可能性が高い |
| 自分のフォームが合っているか分からない/体の悩みに合わせてほしい | パーソナルに切り替える、または併用する | マンツーマンなら負荷とペースを自分に合わせられる |
| 初心者向けクラスがない、質問しにくい雰囲気 | 初心者サポートが手厚いスタジオに変える | 環境の問題は努力では解消しにくい |
| 痛みや違和感が続く/持病・妊娠中 | 受講を止めて医師に相談する | 運動を続けてよいか、先に確認が必要 |
グループとパーソナルの違い
| 項目 | グループレッスン | パーソナルレッスン |
|---|---|---|
| ペース | クラス全体に合わせる | 自分に合わせる |
| 指導の細かさ | 全体への声かけ+巡回 | マンツーマンで細かく修正 |
| 費用 | 抑えやすい傾向 | 高くなりやすい傾向 |
| 向いている人 | 基本の動きに慣れてきた人、楽しく続けたい人 | フォームを確実に覚えたい人、体の悩みがある人、人前が苦手な人 |
最初の数回だけパーソナルで基本を覚え、慣れたらグループに移る、という使い分けもできます。両方を用意しているスタジオなら、移行もしやすくなります。
ついていけない不安がある人のスタジオの選び方
チェックしたい5つのポイント
- 初心者向けのクラスやレベル表示があるか
- マシン操作の案内方法(映像で案内する、インストラクターがセットを手伝うなど)
- 解説付きのレッスンや時間枠があるか
- パーソナルやプライベートレッスンも選べるか
- 体験レッスンの条件(無料か、ウェアのレンタル、体験の所要時間、見学の可否)
初心者サポートで比べるマシンピラティススタジオ
2026年10月30日時点で、各社の公式サイトと広告主提供資料で確認できた内容です。料金や体験条件は変わることがあるため、申し込み前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
| スタジオ | 形式 | ついていけない不安への備え | 体験 | こんな人に |
|---|---|---|---|---|
| グループ | スクリーン映像で動きとスプリング設定を案内。初心者には解説付き50分レッスンを推奨。会員の87%以上が未経験スタート | Rintosull店舗は無料体験会(約45分)。ウェア・ソックス無料貸出 | マシン操作が不安な人 | |
| the SILK |
グループ/パーソナル | 女性専用。初心者コースから上級者コースまで用意 | 無料体験予約あり。ウェア・タオル無料貸出。当日は合計2時間程度 | 女性専用でレベル別に通いたい人 |
| CLUB PILATES | グループ/パーソナル | 8種類のクラスを4段階のレベルに分類 | 無料体験あり | 段階的にレベルを上げたい人 |
| zen place pilates |
グループ/プライベート | マット・マシン、グループ・プライベートから選べる。初心者・シニア・男性も対象 | 体験あり(条件は店舗で確認) | プライベートとの併用を考えたい人 |
| ELEMENT |
パーソナル | マンツーマンで、トレーナーが体力に合わせてメニューを組む。1回30分 | 体験あり(条件は公式で確認) | グループ自体が不安な人 |
| ピラティスK公式ページ |
グループ | 女性専用。音楽に合わせたグループレッスン | 体験あり(料金・条件は公式で確認) | 楽しい雰囲気で続けたい人 |
Rintosull(リントスル):マシン操作の不安を減らしたい人に
Rintosullの特徴は、マシンの使い方や準備をレッスン冒頭のスクリーン映像で案内する点です。
映像が動きをリードし、インストラクターは参加者への声かけや、体に触れて修正するサポートに集中する仕組みと説明されています。タイプ②③の「何をすればいいか分からない」不安に向いています。
初心者には解説付きの50分レッスンが推奨されています。30分レッスンはテンポよく動く構成なので、慣れてから選ぶのがおすすめです。
Rintosull店舗の体験会は無料で、所要時間は約45分です(LAVA店舗内のスタジオは体験の内容・料金が異なります)。
the SILK(ザ シルク):女性専用で、レベル別に通いたい人に
the SILKは女性専用のマシンピラティススタジオです。
初心者コースから上級者コースまでレッスンを用意しており、運動に自信がない人には、インストラクターが分からないことを教える体制だと案内しています。パーソナルレッスンも用意されています。
体験時はウェアとタオルを無料で借りられます。
当日はレッスン開始30分前に来店し、着替えや案内を含めて合計2時間程度を見ておく必要があります。体験は1回限りです。見学を希望する場合は、スタジオへの問い合わせが必要です。
情報引用元:the SILK
CLUB PILATES(クラブピラティス):レベル分けで段階的に進めたい人に
CLUB PILATESは、クラスを種類とレベルで細かく分けているのが特徴です。
今のレベルに合うクラスを選べるため、タイプ④の「クラス選びのミス」を避けやすくなります。グループで負担を感じる場合は、パーソナルを選ぶこともできます。
zen place pilates:プライベートとの併用を考えたい人に
zen placeは、ピラティスとヨガの専門スタジオを全国150店舗以上展開しています(ヨガスタジオ含む)。
マットとマシン、グループとプライベートを選べるため、「最初はプライベートで基本を覚え、慣れたらグループへ」という通い方を一つのブランド内で組み立てやすいのが利点です。
ELEMENT(エレメント):グループ自体が不安な人に
ELEMENTは、マンツーマンのパーソナルマシンピラティスです。
トレーナーが体力に合わせてメニューを組むため、周りのペースを気にする必要がありません。1回30分なので、仕事帰りにも通いやすい長さです。料金プランは時期で変わるため、公式サイトで確認してください。
pilates K(ピラティスK):音楽に合わせて楽しく続けたい人に
pilates Kは、女性専用のマシンピラティス専門スタジオです。
音楽に合わせたグループレッスンが中心で、楽しい雰囲気で続けたい人に向いています。テンポに慣れるまでは、インストラクターに初心者であることを伝えておくと安心です。
マシンピラティスについていけない時のよくある質問
Q. ついていけないのは体力がないからですか?
A. 体力だけが原因とは限りません。用語が分からない、マシンの付け替えに慣れていない、クラスのレベルが合っていないなど、慣れや選び方で解消できる原因も多くあります。
Q. 何回くらい通えばついていけるようになりますか?
A. 個人差が大きく、一概には言えません。用語とマシン操作は回数を重ねると慣れやすい部分です。数回通っても苦しさが変わらない場合は、クラスやレッスン形式の見直しを検討してください。
Q. グループレッスンで遅れると、周りに迷惑ですか?
A. 遅れて動くこと自体は迷惑ではありません。無理をして急ぎ、ケガをするほうが問題です。見学して次の動きから合流するなど、安全を優先してください。
Q. 途中で休んでもいいですか?
A. 休んで構いません。体調が悪いとき、痛みが出たときは、無理をせずインストラクターに伝えてください。
Q. 30分のレッスンは初心者向けですか?
A. 時間が短いからといって、初心者向けとは限りません。解説を省いてテンポよく動く構成のこともあります。最初は解説付きのクラスを選び、慣れてから短いクラスに挑戦すると安心です。
Q. 体が硬くてもついていけますか?
A. マシンの補助や負荷の調整で、可動域に合わせて取り組めるスタジオが多くあります。予約時や当日に「体が硬い」と伝えておきましょう。
Q. 持病や腰痛がある、妊娠中の場合は?
A. 先に医師に相談してください。スタジオによっては、妊娠中はグループレッスンを受けられない場合や、医師の同意が必要な場合があります。
Q. ついていけないなら、マシンピラティスは向いていないのでしょうか?
A. 初回でついていけないことは、向き不向きの判断材料としては不十分です。原因を切り分け、クラスや形式を変えても合わないと感じたときに判断しても遅くありません。
まとめ:ついていけない原因を見極めて、自分に合う環境を選ぼう
- マシンピラティスについていけないのは、初心者にとって普通のこと
- 原因は「体力」「用語」「マシン操作」「クラス選び」「気持ち」の5タイプ
- レッスン中は、止まって見る→小さく合流する→合図する、の順で対処する
- 2〜3回で改善しなければ、クラス変更、パーソナル、スタジオ変更を検討する
- これから始める人は、初心者向けのクラスやマシン操作の案内があるスタジオを体験で確かめるのが近道
ついていけない不安が強いなら、まずは初心者サポートの仕組みを体験レッスンで確かめてください。スタジオごとの違いは、マシンピラティス 初心者におすすめでも詳しくまとめています。

【参考URL】


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